【自ら考える子どもを育てる】
幼児期の子どもは遊びを通じて思考力・判断力・想像力・行動力を養います
そして、遊びはあくまで子どもたちの自発的・主体的活動でなければなりません
子どもたちは遊ぶことにより自分の世界を広げます
同時に様々な疑問や当惑に直面することでしょう
そんな時に保育者が承認・賞賛。共感等適切に対応してあげることは、子どもたちにとって大変励みになります
【あたり前のことがしっかりとできる調和のとれた子ども】
また、遊びが集団の中で展開されることによって、友達の存在を意識し、自他の立場の違いに気づくようになっていきます
これと並んで、社会生活上の規則の在り方にも目が向かい、なぜそれが必要なのか、
なぜ守らなければならないかを自分で考える出来るようになります
そして、どんなことをするのが良くて、どんなことをするのが悪いのかを正しく判断する力が育ってきます
子どもは大人(保護者や保育者)の言うことは正しいと考えます
もし、大人が一方的に社会的規則や行動の善悪を教え込み、これらを守らないと厳しく罰するとしたら、子どもは悪い行動とは叱られる行動であり、大人から見たら悪い行動でもそれが見つからずに叱られなければ悪い行動ではないと考えてしまいます
ですから、この時期の子どもたちには自発的・自主的に遊ぶ環境を与えてあげることが何より大切なのです
【幼児教育における「生きる力」とは例えばこんな力です】
人に対する信頼感、自発性、意欲、豊かな感性、物事に対する興味・関心、思考力、
判断力、表現力、たくましく生きるための健康や体力のことです
(参考文献:ピアジェ理論からみた幼児教育 滝沢武久著)